濃紺の机にノートパソコンと手帳を広げて保育士試験の受験計画を立てるイメージ(保育士 資格 独学)

保育士資格を独学で取る手順【2026年最新】科目免除から逆算する計画

※本記事はプロモーションを含みます

保育士の資格を独学で取ろうと調べ始めると、最初に出てくるのは参考書のおすすめや通信講座の比較です。でも、そこから手をつけると遠回りになります。教材を買うより先に決めることが2つあって、それを決めないまま走り出すと、買ったものが自分の受験計画と噛み合わないまま積み上がっていくからです。

先に答えを書きます。独学で進める手順は、①自分が受験資格を満たしているかを確認する → ②筆記の9科目を1回で全部狙わず、合格科目の免除期間を使って複数回に分ける → ③実技の分野を早い段階で決めておく、この順番です。教材選びは③のあとで間に合います。

以下では、この3ステップをそれぞれ具体的に見ていきます。なお、合格率や受験資格、免除の期間といった条件は改定されることがあるため、この記事には数字そのものを書いていません。

執筆:シカクコウザ編集部

PR

実務で使うWebスキルを、まず無料資料で確認する

デイトラの公式情報を見てみる →

結論|保育士試験を独学で進める手順の要点を先に

保育士試験の設計を先に押さえておくと、独学の進め方はかなり単純になります。

💡 独学の設計で押さえる3点

  • 受験資格に条件分岐がある/学歴や実務経験によって、条件の当てはまり方が分かれる
  • 筆記は9科目/全科目を一度に仕上げる前提で計画すると負荷が集中する
  • 合格した科目は一定期間免除される/この制度があるから「分割して受ける」という戦い方が成立する

3つ目がこの記事の中心です。合格した科目については一定の期間、次回以降の受験で免除される仕組みが用意されています。1回の試験ですべてを取り切れなくても、そこまで積み上げたものがゼロに戻るわけではない、ということです。

この制度を知らないまま独学を始めると、「9科目を全部やり切らないと意味がない」という前提で計画を立てることになります。仕事や育児と並行しているなら、その前提は重すぎるかもしれません。免除を前提に組めば、1回あたりに向き合う科目数を減らせます。取れる時間が同じでも、設計を変えれば完走できる形に近づけられるわけです。

ただし免除には期間の定めがあります。この期間の長さと、どの回次から数えるのかは、一般社団法人全国保育士養成協議会の公式サイトで確認してください。ここを読み違えたまま3回目、4回目と引き延ばすと、最初に取った科目の免除が切れて取り直しになります。分割戦略は「期間内に収める」ことが前提条件です。

もうひとつ。独学での受験ができる制度だからといって、独学なら誰でも合格できるという話ではありません。この記事で書くのは合格の保証ではなく、限られた時間をどう配分するかという設計の話です。

他のやり方と比べたときの位置づけ

この記事が前提にしているのは、保育士試験を受けて資格を取るルートです。想定しているのは、養成校に通う時間が取りづらく、働きながら受験を考えている人。独学というのは、その試験ルートの中で教材と進め方を自分で決めるという選択肢を指します。

なので「独学か通学か」という対立で考えると話がずれます。試験ルートで進めると決めた時点で、次に来る分かれ道は教材選定とスケジュール設計を自分で引き受けるか、講座に任せるかです。ここを整理しておきましょう。

比べる観点 独学 通信講座を使う
教材の選定 自分で選ぶ。合う合わないの見極めも自分 カリキュラムとして組まれた教材が届く
学習スケジュール 免除期間から自分で逆算して組む 標準的な進度の目安が示される
疑問点の解消 自分で調べて解決する 質問手段の有無・回数は講座ごとに異なる
費用の考え方 教材費が中心 受講料が発生する

※上の表は比較の観点を整理したものです。受講料・教材内容・サポートの範囲は講座ごとに異なります。

言いたいのは優劣ではなく、独学は「教材選定」と「スケジュール設計」という2つの仕事を自分で引き受ける方式だということです。この2つを自分でやれるなら独学は合理的ですし、そこが負担なら講座に任せるのも同じくらい合理的な判断になります。女性向けに資格全般の選び方を整理した女性におすすめの資格の選び方も、「何を自分でやるか」を切り分けるときの材料になります。

つまずきやすい場所と回避策

ここでは、勉強の中身に入る前に決着をつけておきたい3点を挙げます。入口の確認と計画の粗さは、あとから取り返しにくい部分だからです。

受験資格の確認を後回しにする

いちばん取り返しがつかないのがこれです。保育士試験の受験資格は、最終学歴や在学時期、実務経験の有無によって条件が分かれます。「自分は該当するはず」と思い込んだまま数か月勉強して、申し込みの段階で条件を満たしていないと分かる——これは失うものが大きすぎます。

回避策は単純で、教材を1冊も買う前に、全国保育士養成協議会が公表している受験資格の条件を自分の目で読むことです。読むときは、次の3点をメモしながら進めてください。

  • 自分の最終学歴や在学時期が、どの条件分岐に当たるのか
  • その分岐で必要になる証明書類は何か
  • 書類の取り寄せに、どれくらい日数がかかりそうか

3つ目まで押さえておくのは、申込の締切と書類の到着が競合することがあるからです。学校が発行する書類は即日で手元に来るとは限りません。ここを勉強開始前に潰しておけば、少なくとも入口で計画が崩れることはなくなります。

9科目を均等に割り振ってしまう

2つ目は計画の粗さです。9科目を試験日までの週数で単純に割ると、一見きれいなスケジュールができあがります。ただ、これは自分がどの科目に時間を要するかを見ないまま作った割り振りなので、進めるうちにずれていきます。

免除制度を使うなら、そもそも「今回受ける科目」と「次回に回す科目」を先に決めるところから始めます。組み方はこうです。

  1. 9科目を一覧にして、内容が近いもの同士をグループにする
  2. そのグループが分断されないように、今回分と次回分に振り分ける
  3. 今回分だけで学習計画を作る(次回分の教材はまだ開かない)
  4. 試験結果が出たら、免除された科目を確認して次回分の計画を作り直す

3番目の「次回分の教材はまだ開かない」が地味に効きます。手を広げると1科目あたりの密度が下がるからです。分割して受けると決めたなら、今回の範囲に集中したほうが1回あたりの完成度は上げやすくなります。4番目まで含めて1セットで、結果が出るまで次回分の計画は確定させないのがポイントです。

実技の存在を忘れている

筆記の話ばかりしていると抜け落ちるのが実技試験です。実技には分野を選ぶ工程があり、教材を読み進めるだけでは準備が完結しにくい部分でもあります。だから筆記と並行して早めに決めておきます。選び方の考え方は後の章で扱います。

⚠ 教材選びで注意したいこと

通信講座や教材を申し込むときは、契約内容・解約条件・支払総額を申込前に読んでおきましょう。消費生活に関する相談窓口の案内は国民生活センターが公開しています。困ったときの連絡先を知っているだけでも、申し込みの判断が落ち着きます。

始めた人がよく誤解していること

制度の読み違いは、勉強の出来不出来より先に計画そのものを狂わせます。ここで整理しておきます。

正しい理解

  • 合格した科目には免除の仕組みがあり、複数回に分けて受験する設計が取れる
  • 受験資格は学歴・実務経験によって条件が分かれるため、個別に確認する必要がある
  • 試験は筆記と実技で構成され、実技は分野を選ぶ工程がある

つまずきのもとになる思い込み

  • 「1回で9科目そろえないと合格にならない」と考えて、負荷を自分で最大化してしまう
  • 「免除はずっと有効」と考えて、期間の定めを確かめないまま回数を重ねる
  • 「保育の仕事の経験がないから受けられない」と早合点して、条件を読む前にあきらめる

2つ目の「免除はずっと有効」という読み違いは、分割戦略と相性が悪い形で効いてきます。免除に期間がある以上、何回目までに全科目を取り切るかを最初に決めておくのが安全です。1回目で半分、2回目で残り、うまくいかなければ3回目まで——というように、期間内で完結する形にしておきます。無期限に受け直せる前提で組むと、最初に取った科目から順に効力を失っていきます。

3つ目について。受験資格は学歴や実務経験による条件分岐なので、保育の実務経験がないこと自体が受験を妨げるとは限りません。ただし、ここは人によって結論が変わる部分なので断定はできません。自分がどの分岐に当たるのかを、条件そのものに当たって読み解くしかない領域です。

働きながら資格を取るときの時間の作り方については、社会人が働きながら取りやすい資格の考え方も参考になります。仕事と並行する前提での組み立て方を整理してあります。

独学で足りるケース/サポートを使うケース

ここまで独学の設計を書いてきましたが、全員が独学向きというわけではありません。判断の分かれ目を出しておきます。

✅ 独学で進めやすい条件

  • 自分で学習範囲を区切り、進度を管理した経験がある
  • 分からない箇所を、公式資料や参考書を突き合わせて解決するのが苦にならない
  • 受験資格の条件を自分で読んで判断できた
  • 免除期間から逆算して、何回目までに取り切るかを決められた
  • 実技の分野を自分で選び、練習の段取りを組めそう

逆に、上のうち複数に自信が持てないなら、カリキュラムが組まれた通信講座を検討する価値があります。通信講座を提供している事業者としては、ユーキャンやキャリアカレッジジャパンなどの名前が挙がります。保育士試験向けの講座を扱っているか、教材の内容や受講期間、費用がどうなっているかは、各社の公式サイトで見比べてください。

比較するときの観点は、次の4つに絞ると早く済みます。講座ごとに条件が違うので、同じ項目を同じ順番で調べるのがコツです。

  • 受講期間/教材の利用やサポートに期限があるか、免除を使って複数回受験する場合に足りるか
  • 実技への対応/筆記だけでなく実技の対策が含まれるか
  • 質問の手段/質問できる方法と、回数に制限があるか
  • 費用の総額/受講料に加えて別途かかる費用があるか

1つ目の受講期間は、この試験では特に見ておきたい項目です。分割受験を前提にすると学習期間が1回の試験で終わらない可能性があるため、教材やサポートを使える期間との兼ね合いが出てきます。逆に、自分でスケジュールを組むのが苦にならない人にとっては、サポートの手厚さに費用をかける必要は薄いかもしれません。

実技の分野選択の考え方

実技試験は分野を選ぶ形式です。選び方はシンプルで、「得意そう」ではなく「準備の段取りを組めるか」で選ぶほうが実用的です。判断材料は3つあります。

  1. 練習に必要な環境を自宅で用意できるか/練習の内容によっては、時間帯や住環境の制約が現実の問題になります
  2. 練習を客観的に見返せるか/録画・録音して自分で確認できるなら、独学でも改善のサイクルを回せます
  3. 筆記の勉強と並行できる分量か/実技だけに寄せると、今回受けると決めた科目のほうが薄くなります

選択できる分野の組み合わせや課題の内容は、受験回によって変わることがあります。ここは自分が受験する回の要項に当たるのが確実です。年代別に資格取得の進め方を整理した50代女性の資格選びも、時間の使い方を組み立てるときの参考になります。

よくある質問|保育士試験を独学で進める手順

独学でも保育士試験に合格できますか?

試験ルートは独学での受験ができる制度になっています。ただし合格を保証できるものではありません。合格率は回次によって変わるので、直近の状況は厚生労働省や全国保育士養成協議会が公表している資料で見ておいてください。

筆記の9科目は1回で全部受けないといけませんか?

分けられます。合格した科目については一定期間の免除制度があるため、複数回に分けて受験する設計が取れます。ただし免除の期間には定めがあるので、何回目までに取り切るかを先に決めて、期間内で完結する計画にしてください。

受験資格があるかどうかは、どうやって調べますか?

公表されている受験資格の条件を読んで、自分がどの分岐に当たるかを突き合わせます。学歴や実務経験によって条件が分かれるためです。必要書類の取り寄せに日数がかかることもあるので、教材を買う前に済ませておくと安全です。

通信講座を使ったほうが早いですか?

人によります。教材選定とスケジュール設計を自分でやれるなら独学で進められますし、そこを任せたいなら講座が候補になります。ユーキャンやキャリアカレッジジャパンなど、事業者ごとに教材・期間・費用の条件は異なります。

実技の分野はいつ決めればいいですか?

筆記の勉強と並行して早めに決めるのがおすすめです。実技は教材を読むだけでは進まず、練習環境と時間の確保が必要になるためです。選べる分野や課題の内容は受験回によって変わることがあるので、要項に当たってから決めてください。

PR

実務で使うWebスキルを、まず無料資料で確認する

デイトラの公式情報を見てみる →

まとめ|保育士試験を独学で進める手順

保育士資格を独学で目指すときの組み立てを、もう一度並べておきます。

  1. 受験資格の確認が最初/教材を買う前に、自分がどの条件分岐に当たるかを条件そのものに当たって読む
  2. 筆記9科目は分割前提で設計する/合格科目の免除制度があるので、1回で全部を狙わない
  3. 免除期間から逆算する/何回目までに取り切るかを先に決め、期間内で完結させる
  4. 実技の分野は早めに決める/練習環境と時間の段取りが組めるかで選ぶ
  5. 自分でやる範囲を決める/教材選定とスケジュール設計が負担なら通信講座も選択肢

合格率・受験資格・免除期間といった条件は改定されることがあります。数字は、自分が受験する回次に対応したものだけを見てください。この記事に期間や金額の数字を書いていないのは、そのためです。

手を動かす順番としては、受験資格の条件を読むところが最初の一歩になります。そのうえで、自分の状況に合う資格の選び方をもう少し広く見比べたい人は、次の記事から進めてみてください。

働きながら資格を取る前提で、どの資格が自分に合うかを比べたい方へ。

社会人女性におすすめの資格の選び方を読む

Scroll to Top